夏の暑さから愛犬を守るために

日本の夏の暑さは年々厳しくなっていますね。

わんちゃんは全身を毛でおおわれていて、また人間と違い体の一部からしか汗をかくことができません(;_:)

そのため短い呼吸をすることで、水分を蒸発させて、体内の熱を外に逃がして体温を調整しています。

熱中症はとても怖いものです。

熱中症と診断された場合の生存率はわずか50%しかなく、わずか15分で死に至ると言われています。
命は助かっても、高体温の影響臓器が機能不全に陥り後遺症が残ることもあります。

熱中症は状態によってさまざまな症状があらわれます。

【軽度】 
(人の場合)めまい、たちくらみ、生あくび など
(犬の場合)ハァハァという浅く短い呼吸、体が熱い、よだれが多い など

【中度】
(人の場合)頭痛、吐き気、倦怠感 など
(犬の場合)けいれん、泡を吐く、嘔吐、震え など

【重度】
(人の場合)けいれん、手足の運動障害、意識障害など
(犬の場合)意識がない、歯茎が白い、舌が青紫色、吐血 など


熱中症と思われる症状がみられたら体を冷やすために、すぐに風通しのよい日陰涼しい室内に移動させてください。
水を十分に飲ませてあげて、素早く冷却グッズで体を冷やしてあげます。

この時により効果をあげるため、首筋脇の下といった皮膚の近くに太い血管がある部位にあてましょう

冷却グッズがすぐ手に入らない場合は水をかけてあげるのも効果的です。

また症状が落ち着いたから大丈夫だと思っていても、時間が経ってから体調を崩すこともありますので、少しでも熱中症の症状が見られたら動物病院に連れて行くようにしましょう。

わんちゃんは、気候の変化に慣れるまで60日もかかるそうです。
気温の変化が激しい場合、愛犬の体調をよく観察するようにしましょう(>_<)

 

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